Text memorize blog→あまおか勇太のblogさん
Print,Press,DTP→Logicsystem : Elemental
絵柄を取るか、モアレ部分を取るか。と聞かれれば、編集者はどちらを選ぶ? アナログのトーンと違って(低品質のアナログトーンもごろごろしてますが)、デジタルだと網点の周りにアンチエイリアスとか、スミ40%の上にトーン乗せまくりとか、見た目問題無さそうだけど製版側にとっちゃマジでやんのかよ的なデータはクリック1発で出来ちゃうわけですよ。んで、データをどうするかは漫画家じゃなく編集者が製版担当に指示するのがほとんどだと思います。まぁモアレが出たとしてそんときに「このモアレ取る」って指示を書いたとして、「モアレ取る修正すると、(モアレは無くなるけど)他んとこがエラいことになりますが良いですか?」的なこと言われたとしたら、さて。
アナログだとフィルム洗うとか刷版で飛ばすとか、デジタルだと線数変えるとか部分的に強引に二値化するとかCopydotToolkitみたいなツール使って引き直すとか、どっちゃにせよデータに手を入れることになりますな。作品と考えるか、大量生産品の元と考えるか。また、本誌だと納期優先でしょうし、単行本だとネームバリューと納期とコストの問題でしょうし。
つっても、モアレってどれくらい読者に嫌がられるのか、どうなんでしょうね。復刊本で元原稿が無くて刷り物から取り込んでるものとか、強引に縮小かけてアミが潰れてるとか結構あるとは思うんですが、あんまし気にしてないよーな。
新しく作るならキレイにやりたいのは確かですが、他に優先するものがあるなら見ないふりされるモノなのかしらね。