Text memorize blog→あまおか勇太のblogさん
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午前中の用件済まして、昼から秋葉に乗り込む。目指すは山本屋総本家神田和泉店、凸版の目の前でございます。店の真ん前になぜか名古屋ナンバーの黄色いコルベットが路駐してある不思議感満載の静かな路地の一角、こりゃ途中で迷いかねません。
1Fはカウンターのみ7席、2Fは分かんないですがテーブル席がいくつかってとこでしょう、メニューも1000円+αぐらいでお手頃価格。
自分は卵入りとご飯、妻は親子を頼みましたが、14時前だったせいかご飯は切れていて残念。教本通り、蓋を取り皿にしてしばし喰らうひととき。ちょいと濃いような、甘いような、でもあれだ、舌の記憶なんか相当信用できないのでなんとなくだよ。ははは。
ちなみに、山本屋には「総本家」と「本店」があり、本店のほうは高く、総本家のほうが安いです。えーと、倍くらい。本店はご飯もお新香も食べ放題、呑みだけはダメとかいろいろあって高級感はありますな。どのへんで袂を分かったのか、ケンカしたのかのれん分けしたのか、戦後のどさくさでいろいろあったり本家を巡って裁判したり、どうもはっきりしないライバル店であります。
秋葉原を散策したあと、東京八重洲へ向かう二人。まだ喰います。八重洲口や大丸をこれまた散策したあと、二件目の味噌煮込みへチャレンジ。玉丁本店、開店したばかりで花輪がいくつも並んでいます。中はゆったりとした席の配置で、八重洲という土地柄、大きい、重い荷物を持つお客さんへの配慮なのではないかと。
メニューは独自っぽく、味噌煮込みには基本的に卵入りで、他にはキノコ入り、ほうれん草入り、餅入り、ツナ入りといったもの。呑む用の肴がいろいろあるのはやっぱり八重洲という土地柄があるからかしら。ほら、呑んで新幹線に乗ったり、送り出すのに呑むとか。鳥良が経営してるってーのも、もちろんですけれども。
自分はキノコ入り、妻は普通の味噌煮込みを頼んでしばし待つ。お茶がプーアル茶かアマチャヅル茶っぽくちょと不思議。周りを見ると、みんな呑んでますがちょと我慢。向かいの店が玉之光直営飲み屋なので、喰ったらそっちに行く算段なのです。
そしてグツグツ煮えてるのが来たよ来ましたアッついのが。蓋を取り皿に使ってくださいという注意事項は山本屋総本家も玉丁本店も一緒なのですが、こっちは訳知りっぽい客は少なそうな、そんな感じ。
喰うと、味噌より鰹ダシの匂いがプンとして、あっさり感。つゆの粘度もそんなに無くて、うぅん、さらっとイケます。いや味噌煮込みなんだからムリですが、麺もちょと細いというか、プチッとした堅め感はそんなに無い。でもまー話によると柔らかめにしてもらえるそうなので、思い切った堅さを求めたいなら始めっからそう言ってもいいのかもしれません。
そうそう、漬け物が最初に鉢で出てくるんで、これはイイですな。ビールか酒を頼んで、待つ間つまみとしてつつくもよし、お茶と漬け物で待つも良し、醤油も薄口でヨカヨカ。
こっちはこっちでウマイと思いますが、物足りない人もいるかもしれません。注文の時に堅め、濃いめと頼んでみて、店員さんがうまく厨房に伝えられればコテコテなのが喰えるに違いません。つか、先にこっちくって、次に山本屋総本家を喰う方が順番的にいいような。山本屋本店はもっと濃いので、そりゃ名古屋行った時に喰うがよかろー。でも高いよ。