ひさしぶりにDELTAメン出動です！ っていうか1stキャラのはずがすっかりおいてけぼり。タンクの戦い方を覚えるまえに放置したので動きは分からないしパワーもイマイチよくわからず。16レベルでToughとってたのはいつの話だったかしら。Axeダメージは大きいけれどenduranceがあっというまに尽きるのでBoxingとBrawlを使うCrim。斧が役立ってません。
そして闇送金してあげないと哀しいスロット、provokeにtrainerが入ってます。どれだけ地道に頑張っても貧乏なヒラ社員から抜け出れそうにありません。なけなしの5000influenceを握って、きたるべきコロシアムで一発逆転を狙います。借金して全力二階建てでゴー。あ、借金してFamilyあたりから追われるって話はどうでしょうか。
地球に赴任して９ヶ月、Kings Rowの古く狭く薄暗い集合住宅の窓から首を突き出して見える空は青く、広かった。休日は巡ってくるもの、クリムゾンデルタにとっては辺境に跳ばされた自分の境遇を嘆く時間でしかなかった。木星軌道上の母船は休眠モードで恒星駆動体の回復中、この恒星系の意光密度から判断するに、充填完了まであと90現地恒星周期単位以上かかる。タクシーを呼ぶにも、核恒星系からここまでの往復料金は１年間ただ働きしても払いきれない。
何かやろうにも先立つものが無い。辺境には標準価値単位と現地通貨との為替レートはそもそも存在せず、闇銀行の割の合わないレートを飲むしかない。課長や部長のように、デュプリケータを私用で使える権限もなく、クリムにとって惑星地表での生活は研修所での訓練時代を思い出させた。低質な補充液と狭い回復槽、応力限界一杯まで絞られた訓練は忘れられない。休日にはオンボロ100t偵察艦に詰め込めるだけ詰め込んで、大挙してカジノステーションへ乗り込み、派手に騒いで楽しんだ。意外と才能のあったギャンブルで稼いだ標準価値単位は、たしか実家のトラクターに化けたはずだ。
規定の２７時間休暇はあと少し、エネルギーの補充カウンタが警告を発している。この惑星でペプシコーラと呼ばれているそれは、銀河警察の標準資材よりも刺激的で効果も抜群、しかも安いのがクリムにとって唯一の救いだ。地元通貨をいくつか手にして部屋を出た彼は、眠り込んでいる老人やゴミを避けながら、階段を降りた。一階ロビーの自販機は一世紀以上そこにあるような風格と振動、そして騒音を周りに放っている。まだこの自動機械が生きていることに安堵し、品切れのほのかな光源が無いことを確かめ、金属片を投入した。何本か資材を確保したクリムは、ロビーに貼られた１枚のポスターに気づいた。
「The Arena COMING SOON!」
ToDo: